セキュリティの「7大要素」は、情報セキュリティを守るために意識する7つの性質です。
まず、基本となるのが有名な CIA(機密性・完全性・可用性) の3要素で、そこに4つを加えたものが7大要素です。
| 要素 | 英語 | 意味 | 具体例 |
|---|---|---|---|
| 機密性 | Confidentiality | 許可された人だけが情報を見られる | パスワード、アクセス制御、暗号化 |
| 完全性 | Integrity | 情報が勝手に改ざんされていない | ハッシュ値で改ざんを検知 |
| 可用性 | Availability | 必要なときにシステムや情報を利用できる | 冗長化、バックアップ、障害対策 |
| 真正性 | Authenticity | 本人・本物であることを確認できる | ID・パスワード、電子証明書 |
| 責任追跡性 | Accountability | 「誰が何をしたか」を追跡できる | 操作ログ、アクセスログ |
| 否認防止 | Non-repudiation | 後から「自分はやっていない」と否定できない | 電子署名、取引記録 |
| 信頼性 | Reliability | システムが期待通り正しく動作する | 障害・誤作動を減らす設計 |
最初はこの3つをしっかり覚えると理解しやすいです。
機密性(Confidentiality) → 見せてはいけない人に見せない
たとえば、社員Aしか見られない給与情報を社員Bが見られないようにアクセス制御することです。
完全性(Integrity) → 勝手に書き換えられない・書き換えられていない
たとえば、銀行口座の「残高10万円」が第三者によって「100万円」に改ざんされないようにします。
可用性(Availability) → 使いたいときに使える
たとえば、サーバー1台が故障しても予備サーバーに切り替えてサービスを継続できるようにします。
真正性(Authenticity) → 「本当にその人なの?」を確認する
ログイン認証などが代表例です。
責任追跡性(Accountability) → 「誰がやったの?」を後から追える
「8月20日10時にユーザーAがファイルを削除した」とログを残しておけば追跡できます。
否認防止(Non-repudiation) → 「俺はやってない!」を防ぐ
電子署名などを使って、「確かにこの人が行った」という証拠を残します。
信頼性(Reliability) → システムが正しく安定して動く